ヘアアイロンを使う前に、
オイルやミストなどのスタイリング剤をつけている方は多いと思います。
実際にSNSなどでも、
「アイロン前はオイルで髪を守りましょう」
という情報をよく見かけます。
でも本当に髪は守られているのでしょうか?
実は私は、ヘアアイロン前のスタイリング剤は基本的につけない方が良いと考えています。
少し意外に思うかもしれませんが、その方が髪への負担を減らせることもあります。
今回はその理由についてお話しします。
アイロンで髪が傷む原因
まず知っておきたいのが、アイロンによるダメージの原因です。
ヘアアイロンやコテは150℃〜180℃、高いものでは200℃近い温度になります。
髪はその熱によって形を変えていますが、同時に熱による負担も受けています。
つまり、アイロンによるダメージの正体は
熱によるダメージです。
スタイリング剤をつけても熱は変わらない
アイロン前用のオイルやミストには、
「熱から髪を守る」
というイメージがあります。
確かにツヤが出たり、指通りが良くなったりする効果はあります。
しかし、どんなスタイリング剤をつけてもアイロンの温度が下がるわけではありません。
180℃のアイロンは180℃のままです。
つまり熱ダメージそのものをなくしてくれるわけではないのです。
実は髪への負担が増えることもある
オイルやミストをつけると髪の表面がコーティングされた状態になります。
すると、
「巻きがつきにくい」
「ストレートになりにくい」
「すぐ取れてしまう」
ということがあります。
その結果、
温度を上げたり、
長くアイロンを当てたり、
何度も同じ場所にアイロンを通したりしてしまいます。
髪へのダメージは、
温度と接触時間
によって大きく変わります。
つまり髪を守るためにつけたスタイリング剤が、結果的に髪への負担を増やしてしまうこともあるのです。
半乾きの状態は特に注意
さらに注意したいのが、髪が湿った状態でのアイロンです。
水は100℃で沸騰します。
髪の中に余分な水分が残ったまま高温のアイロンを当てると、髪の内部で水分が急激に加熱され大きなダメージにつながります。
そのため、
・濡れた髪
・半乾きの髪
・ミストで湿った状態の髪
にアイロンをするのはおすすめできません。
私がおすすめする方法
おすすめは、
しっかり乾いた髪にアイロンをすること。
夜に洗い流さないトリートメントをつけてドライヤーで乾かしているのであれば、朝は何もつけずにアイロンをする方がシンプルです。
余計なコーティングがない方が、低い温度でもスタイルがつきやすくなります。
結果として、
・温度を上げなくて済む
・アイロン時間が短くなる
・ダメージを減らせる
というメリットがあります。
ダメージを減らす本当の方法
アイロンによるダメージを減らしたいなら、
・温度を上げすぎない
・同じ場所に長く当てない
・しっかり乾いた状態で使う
この3つが基本です。
髪を守るために何かを足すよりも、まずは使い方を見直す方が大切だと思います。
まとめ
ヘアアイロン前のスタイリング剤は、ツヤや手触りを良くする効果はあります。
しかし熱ダメージそのものを防いでくれるわけではありません。
むしろ髪質や使用量によっては、アイロンの効きが悪くなり、結果的に髪への負担を増やしてしまうこともあります。
髪をできるだけ傷めたくないなら、
アイロン前に何をつけるかよりも、どう使うか。
しっかり乾いた髪に、適切な温度で、短時間で仕上げる。
それが髪への負担を減らすための一番の近道だと私は考えています。

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